2010年10月16日土曜日

その原因を報道しなきゃ何故今なのか分からない

中国数都市で大規模な反日デモ 
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010101601000446.html
あっちこっちでトップニュースになってるこの反日デモ 
お約束の日系企業への破壊活動もあったんで結構大きく取り扱ってる 
少し落ち着き始めてる感じの中国がまた?って感じ 
このあたりはもう少し細かな所を自力で調べなきゃ理解出来ない 
中国以上の情報統制社会日本に住む我々としては大手マスコミの報道だけでは背景が分からないのだ 
調べてみるとこのデモの一因として「東京の反中国デモに対抗して」という主催者側の発言がある 
中国のデモって言うのは官製デモ(自発的なのは暴動という)だけに中国政府の思惑が当然ある 
「日本国内の反中国の動きを取り締まらないとこっちでも反日やっちゃうよ!」っていう日本政府への脅し、と考えてもいい 

え?反中国デモ?何の話?って感じですかね... 
実は今日あったんですよ 
警察発表で5800人(デモ開始時点)、主催者発表で3000人(それ以降増えすぎて主催者は調べれなくなったらしい)と戦後最大級のデモが 
実はこれは2週間ほど前に渋谷でのデモ(3800人規模?)にひき続いてのものらしい 
前回のデモも今回のデモも組織的動員が全く無くインターネットを通じた呼びかけだけで数千人が集結した事は特筆すべきことだろう 
通常デモというのは主催団体が下部組織、関係組織に呼びかけて事前に動員するもの 
沖縄で何万人集会、なんてのは殆どが本土から労組の動員で日当をもらって集会へバスで参加するものだ 
その点で動員する組織らしい組織のない主催者がネットを中心とした手段でこれだけの大規模デモを実行したということは大きい 
それだけ日本社会に表に出ない反中感情が大きくなっていることを表している 
そこに中国政府は危機感を感じたのではないだろうか 

ここまででもう一つ 
このデモについて不可思議な事を付記せざるを得ない 
前回のデモは世界中で報道された 
相手国である中国は過剰反応ではないかというほどの反応を示し、BBCのニュースサイトでもトップ記事として報じられた 
殆ど日本を除く全世界で「おとなしく従順な日本が!」という驚きをもって報道されたのだが日本国内では全くと言っていいほど報道されていない 
このデモの主催者と近い保守派と目される産経新聞の阿比留記者も「デモについては知らなかった。知っていたら報道した」と述べている 
渋谷の街が騒然となった大事件であったのに関わらず、さらに彼が主催者の経営するCS放送の常連出演者であるに関わらず、だ 
そして前回を倍以上上回る今回のデモについても現時点で殆ど報道されていない 
これに対抗する中国の反日デモについては大々的に報道されているのに、だ 

報道各社の不可思議な連携 
実は日本は中国を上回る報道管制社会であったということか? 
それがいかなる理由なのか? 
私は「マスコミ村社会の空気」としてしか見ていない 
やれ親中政府の圧力だの、電通がどうのだのとネトウヨ系諸氏は諸説を唱えているようだけどね 
空気とは恐ろしいもの 
誰かの圧力であれば反発するものも出てくる 
すべてを抑えつけることが無理なことは独裁国家である中国の例を見ても明らか 
誰も反発する事無く「こういう話は表に出すもんじゃないよ、この業界の常識だよ、○○君」とニヤニヤしながら記事を抑えることが出来るのは村社会の「空気」しか無い 
そう思っているのだけどね 


追記 
デモ、集会について面白い話を聞いたので追記 
以前沖縄であった10万人反基地集会 
地元の人間があそこに1万人以上集まれるか?と疑問を呈していた 
ちょどほぼ中の人と言って良い左翼系雑誌の編集さんに確認できる機会があったので聞いてみた 
「確かに1万人居ない事は確実」 
「場所が前回(11万人集会として有名になった)より不便な場所だったので動員した人の宿泊先やバスなどの手配で限界があったから仕方ない」 
「10万人は主催者発表。マスコミが調べるわけにはいかないので主催者発表がおかしいと思っても主催者発表をうのみにするしか無い」 
とのことでした 

追記その2 
Twitterからの情報 
今回はかなりの数のマスコミが取材に来ていたようです 
もちろんテレビ局も 
インタビューとかも主催者だけでなく参加者もされたとか 
使われなかったようですけどね 
これでも「知らなかった」って言うんでしょうか?

2010年5月11日火曜日

民主集中制

日本の民主主義は今明確に民主集中制へ移行しようとしている 
しばらく前からそんな事をアチラコチラで言い続けているがなんだか本当になりつつあるようだ 
日米同盟から日中同盟、そこまで行かなくとも米中等距離、なんて外交方針については一笑に付してきた 
なにより国家体制が違う 
日米とも議会制民主主義であり、基本的人権を基礎とする代議制がとられてきた 
いわば国民の自由投票による声が最終的な権力の源泉であり、それを民主主義と見なしている 
翻って中国の場合、すでに経済的には共産主義、社会主義は亡霊に過ぎない 
ただ単に政治体制のみに生き残る 
それが民主集中制だ 
政治学についての専門家ではないから詳しく論じるつもりは無いが、民主集中制とは「民主主義的な権力による独裁」である 
独裁と民主主義とは対立する概念のように思うのだが、反民主的な勢力による権力の奪取を防ぎ「民主主義の実現のため」真実の民主主義を体現する権力が全権を握るということ 
そしてその権力が民主的であるという根拠はすでに経済体制としては破綻した「共産主義、社会主義のイデオロギー」 
民主主義の定義自体が違うのだ 
国民の意志を吸い上げる事が民主的と考える米国式の民主主義に対して権力が自らを民主的と定義しているわけだ 
根本的に異なる2つの「民主主義」の狭間で日本は中国型とは大きく隔たっている、そう考えてきた、ついこの間までは 
しかし、米国型の民主主義でも投票と投票の間は独裁的であるとも言える 
議会制民主主義とは選挙で独裁者を決めるもの、とも言えるわけだ 
そう考えると両者の間には有効な選挙が行われるか否かの違いしか無いと言えるかもしれない 
そう、選挙が自由意志での立候補と投票が行われること 
さらに付け加えれば投票行動にあたって適切な判断ができる情報が与えられることこそ「議会制民主主義」と「民主集中制」との違いなのだと 
長々と書いてきた事をまとめよう 
欧米型議会制民主主義と中国・北朝鮮の民主集中制との違いは公平かつ自由な投票が担保されるか否かであり、その投票行動の判断のための情報がイデオロギーによる権力側の統制下にあるか、権力から独立した機関により提供されるかである 
ここで言う情報を提供する機関とはマスコミを初めとするメディアであることは言うまでもない 
話を一気に最初に戻そう 
現在の議会制民主主義を民主集中制とを区分する最大の武器であるメディアが権力からの独立性を奪われた時、メディアに操作された情報の下に行われる投票では実質的な民主集中制へと向かいかねないということなのだ 
それでは今メディアが権力からの独立性を保ち得ているのか?という事が問題となる 
独立性を有していないとなればこれは前述の通り擬似民主集中制へ動き始めているとなる 

答えは? 
私の答えは既に出している、あなたの答えはどうだろう?

2010年5月10日月曜日

望むものを見ることの出来るメディア


例えば円錐は横から見れば三角形だが上から見れば円に見える
同じものを同じように見ても違うもののように見えるたとえによく使われる
ましてや部分的にしか見なければ、盲が象を触る寓話のように部分部分によって全く違うもののように思える

TwitterのTime Lineはある意味レゴブロックでできた象か
あまりに巨大でしかも人によって異なる部分を組み合わせてTwitterだと思っている
自分がフォローしている人たちのつぶやきや、彼らが「皆に知らせたい」とRTしたものだけが自分にとってのTwitter世界だ
勝手にTwitterだと思い込んでいる巨象の断片を自分の好きなように組み合わせて自らの主張に沿ったものだと言うことができる
言うことが出来る、ということに気付いているならまだマシか?
それに気付かず信じ込んでしまっている人も多い

ましてやTwitterでは比較的「有名人の本音(ヲイヲイ)が聞ける」という触れ込みで拡大しただけに自らを影響力のある、有名人だと勘違いしている人には心地よい
さらに彼はそうやって自分に都合のいい声しか聞けないシステムなのだと気づかない
「ほら、みんなも俺と同じ意見なんだ!」(あるいは「俺の意見にひれ伏しているのだ」)
そうやって特定の意見、流れのみを見つめる人達を発見したのがこの画像、というわけ

口蹄疫情報封鎖は原口大臣指示


宮崎県での口蹄疫はすでに宮崎県内への封じ込めは失敗したと考えていい
2~3週間の潜伏期間を過ぎた後、九州全域への拡大は必須と言える状況
消毒用の石灰を必死に県が手配しているものの川南町の状況が凄まじすぎて全県に行き渡る状況ではない
消毒液にいたってはGW中にほとんど手配できなかった模様

現地の人間からの掲示板書き込み
「現地で対応のお手伝いしてるけど、消毒液すら1箱も届いてないよ。
だから職員が手と顔を石灰で痛めながら必死に作業してんだけど、その石灰すらこんだけ拡散したら全然足りない。
埋める土地もないし、建築の方々が頑張って埋めてくれてるけど埋めるにも石灰が必要で、とうとうそれすらなくなりつつある。
どんだけ深く埋めても翌日には腐敗ガスのせいで地面にボコボコ穴があいてマグマ状態。
今宮崎県は急に温度上がってて、キュウリも馬鹿成りするくらいの暑さと湿度。だから腐敗もすごいはやい。
宮崎県内は葬式ムードというか俺だって泣きたいくらいだけど、それでも何とか押さえてるんだけど、
それも週明けには崩壊するって皆いってる。
鹿児島や熊本の人達には本当にすまないけど、どうかそちらも頑張ってくれ。まだ九州内で押さえ込めるならこっちも全力で頑張るから。」

この状況でもまったく報道がなされていない
当の宮崎県内ですらTVでも少ししか報道されない状況
この異常事態において本当に異常なのは口蹄疫自体より口蹄疫に関してまったく手を打とうとしない政府より「報道しない」報道機関

ここでなぜ?への回答があった
Twittterやってて委員会出席に遅刻するほどTwitterにはまっている原口総務相のTwitter
「ありがとうございます。後手ではありません。発生後、すぐ私は指示をしています。風評被害が大きくなれば、さらに大きな被害となります。畜産と言う産業の性質上の問題もご考慮ください。原口 一博」

どうやらTVをはじめとするメディアを管轄する原口総務相より発生後直ちに報道管制が引かれたらしい
風評被害を防ぐ、との事らしいが本来なら同時に実際の被害を防ぐべく動きを取るのが本来なのだが対策は県に丸投げでまるで無かった事のように政府は振舞っている

風評被害を防ぐためマスコミに報道管制

マスコミは無かった事のように

マスコミで報じていないから後回し

さらに事態は悪化するも政府もマスコミもなかった事に....

元々民主党政権は異様にマスコミの反応を気にする
選挙に最も影響を与えるのはマスコミだと知っているからマスコミを押さえつける事に全力をあげる
元々マスコミも「民主党政権を作ったのは我々だ」との認識から協力
逆に自分たちが規制をかけて報道していないことで重要度が低い(選挙に影響が無い)と認識
最悪だ

さらに最悪なこと
こうして大臣の指示さえあればこれだけの大事件(数カ月もしないでその影響は目の前に現れるはず)が「無かった事」にできると言うことがわかった
中国のような独裁国家でなくとも報道は政治の軍門に下ったと言う事
なんかぞっとする....

*Twitter中毒?の原口大臣のつぶやきは紹介したつぶやきの後ぱったりと止まっている。ちょっとまずい、と思ってのこと??

2010年5月7日金曜日

宮崎口蹄疫、パンデミックを防げ(5/8追記アリ)



宮崎の口蹄疫被害は史上空前の広がりを見せつつあるが、政府の対応は殆どなく県レベルでの対応しかなされていない

4/20 宮崎県で10年ぶりに口蹄疫感染確認。農水省、日本産牛肉輸出全面停止
 政府、口蹄疫の疑似患畜の確認及び口蹄疫防疫対策本部設置
 赤松農水相、宮崎選出の外山いつきから消毒液が足らない報告を受ける
4/21 政府から指示なし、仕方なく現地で対応。消毒薬は現地の組合が用意したが不足
4/22 農水副大臣「現場の状況について今初めて聞いた」
4/25 殺処分の対象が1000頭を突破、過去100年間で最多
4/27 東国原知事、赤松農水相や谷垣自民党総裁に支援要請
4/28 国内初の「豚」への感染疑いを確認
 自民党口蹄疫対策本部長の谷垣総裁、現場視察
4/29 農水副大臣が宮崎県出張。現場には入らず生産者への面会もなし。27日に知事が上京した時にした話を再び聞く
4/30 自民党口蹄疫対策本部、政府に42項目の対策要請を申し入れ
 対応を予定していた鳩山総理・赤松農水相は当日になってドタキャン。赤松農水相は夕刻に南米へ外遊出発
 自民党、政府に6日7日の委員会開会を要求。政府は拒否
 民主仕分け組、口蹄疫により被害を受けた畜産農家に融資を行う中央畜産会を仕分け
 移動・搬出制限区域を宮崎・鹿児島・熊本・大分の4県に拡大
 自民党口蹄疫対策本部記者会見
 「10年前の感染の際はただちに100億の予算が確保され対策がなされた」
 「ところがこの段階になっても国から宮崎県には一箱も消毒薬が支給されていない」
 「この状況で農水大臣が外遊するとは自民政権時代からすれば前代未聞」
 「国からは消毒液一箱も届かず。国があたかも配ったように報道されているが、まったくの誤報」
5/1 宮崎県、自衛隊に災害派遣要請を行う。家畜の殺処分は8000頭超へ
 総理、熊本県水俣慰霊式に出席、イグサ農家を視察。宮崎はスルー
5/2 1例目のウイルスがアジア地域で確認されているものと近縁であることを確認
5/3 感染17例目確認 殺処分9000頭突破
5/4 感染19例目確認 殺処分27000頭突破
 総理、普天間問題で沖縄訪問。宮崎はスルー
 舟山農林水産大臣政務官、デンマーク出張
5/5 1例目から約70km離れたえびの市で感染確認、合わせて感染23例、殺処分34000頭に
5/7 感染35例に増加。小沢幹事長、宮崎県訪問。『選挙協力要請』のため東国原知事と会見
5/8 赤松農水相帰国予定
5/9 舟山政務官帰国予定

十分緊急事態といって良いレベルなのだが赤松農水相は中南米歴訪のGWお決まりの外遊日程を淡々と消化
農水省には「政治主導を徹底し、自分が戻るまでは一切動くな」と指示
対策は5/10月曜の登庁をまつしか無いらしい....

いいのか?

追記5/8
今現在も新聞にもTVにもまともに口蹄疫について報道がなされていない
殺処分は6万頭を超えた
被害額は処分費用や対策費を含めると500億程度まで拡大した見込み
唯一ちゃんと報道してるのはさすがの高級紙、日本ジャーナリズムの星、東スポ(画像添付)
*二大高級紙「大スポ」もおそらく報道してるかな?未確認

2010年5月6日木曜日

なぜ鳩山さんちはお金持ちなの?

麻生元首相がお金持ちってのはなんとなく理解できる
創業130年という古くからの炭鉱主
今も炭鉱は潰れてもセメント会社を中核とする福岡を代表するような企業だ
そして彼自身が社長をやっていたこともある

だけど鳩山首相ってどうしてお金持ちなのか?
不思議に思う人はいないのだろうか?
何代も続いた企業の経営者?....違うよね
おふくろさんがブリジストン創業者の娘だから?
確かに彼女は資産家だがそれ以前から鳩山家は資産家だ

で、色々探してると面白い話が出てきた

鳩山首相の曽祖父和夫は外務省の役人だった
1886年の長崎事件(清国北洋艦隊の水兵たちが起こした暴動)の対応で知られる人
穏便に清国政府の顔を潰さない方法で事を収めて(それ故日本の反清感情に火をつけ日清戦争の火種となったわけだが)相手方の清国政府から勲章をもらっている
そののち衆議院議長、早稲田大学総長を勤め清国学生部として多数の中国人留学生を受け入れるなど中国との関係が深い
その関係だろうか、その息子の一郎は政友会の当総務部長時代に張学良と停戦交渉の担当者となっている
その過程で張学良から多額の金銭を受け取ったと後の調査で判明
寺田栄の娘を妻に貰い大アジア主義の薫陶も受けたろう
ま、ここまでで戦前戦中
極めて強い中国とのコネクションを持ち、一部にしろ中国からの資金提供も受けていることは事実
其故に戦後対米重視の吉田茂に対抗して中国重視の方針を打ち出すわけだが、これはまた脇道
終戦直後に再びドでかい金の話が鳩山家に降りかかってくる
児玉機関というものをご存知だろうか?
戦後最大級の大物右翼、フィクサー児玉誉士夫
彼の率いた児玉機関は主として軍費調達のための組織
終戦時、彼の手元には10キロほどの大量のダイヤ、プラチナがあった
金額にすると当時の価格で200億(今だと7兆円)
ま、ああいう人種だけに自伝に書いてある内容は自分を大きく見せるためにでっかいことを書くもんだ
ただ、それが話半分、いや1/100としても膨大な資金だ
この金を児玉は終戦で児玉機関を解体後GHQに目をつけられまいと海軍大臣に持っていく
ところが海軍省は解体の真っ只中
行き場の無くなった児玉のダイヤに目をつけたのは当時鳩山一郎を担いで政党を立ち上げようとしていた辻嘉六
彼の勧めに応じて半分を政党資金として差出し、そのうちの7000万円(今の金額で250億円)を鳩山一郎に個人的に提供したと言う
(残りの半分は結局GHQに没収された)
このあたりの経緯はどうも眉唾モノだが後に保守合同で自由民主党が成立した背景に児玉の資金があった、というのは金額は別にしてどうも本当らしい
児玉が吉田茂の自由党では無く鳩山の民主党であったのは児島が後に右翼として名を馳せることになった彼の思想によるものだろう
民主党は中国と関連が深く大アジア主義を唱えてる(根っこは)民族主義、反米主義の鳩山や石橋湛山、岸信介などにシンパシーを感じていた故であろう
さて、この時政党の設立資金(にしても多すぎる)資金はどうなったのか?
再び児玉の自伝に戻ると、後に鳩山自身に金の使い道を問いただしたこともあったようだがきちんとした説明も無くうやむやにされてしまった、という
この資金提供のあった時期に一郎の息子、威一郎による都内や軽井沢の土地の買収(1993年の相続時評価額125億円)や、はっきりしないながらも新円切り替えにあわせて大量の株式取得が噂されている
もちろん政党資金として提供された金の殆どは政党資金として使用されたろう
戦後長く続いた55年体制は社会党が騒ぐ度に大量の裏金が自民党から社会党に渡されるというマッチポンプ野党の時代だった
これを維持していた大本は自民党の党としての巨額資金故であったともいわれている
ただ、全てが?と思うのだ
まとめてみよう
日清戦争前後:清国とのコネクションによる裏金?
日中戦争時代:張学良政権との関係による裏金?
終戦直後:児玉機関から流れ込んだ政党資金の着服?
これら各時代に鳩山家に莫大な富が集積されたのではないだろうか?
もっとも現在公には鳩山一郎の安子婦人のブリジストン創業者一族であるが故の資産と代々政治家一族としてすこしずつ貯めていた不動産をはじめとする相続資産(評価額125億)が全て、ということなのだが....
ただ、代々やっていたからといって百億円以上も金がたまるほど普通にやっていれば儲かる職業ではないのだけどね
銭ゲバで知られる党主席も4億程度の不動産取得資金の出所がはっきり説明できなくて苦しんでいるのだから

2010年5月5日水曜日

基地自体は増える、と言う事だよね

一部とはいえ県外移設、って事なんだけどさ
基地の地元(相模原も基地の街)の感覚で言えば基地内での機能や人員の分散なんて関係ないんだよね
逆に雇用を考えるとキャンプシュワブで働く人間はそのまま普天間の海兵隊が集約されるのに比べると減少することになる
沖縄全体で考えると雇用は
現状>現行案>腹案(笑)
これに普天間の地代収入や、基地で食っているとも言える普天間の雇用悪化はどの程度になるというのか想像もできない

従来案では普天間基地が2014年には返還される
キャンプシュワブは沖合に埋立地が出来るとはいえ、従来の基地が現在の居住者を追い出して拡張されるわけではない
ま、いわば一つ基地が減る、って事
で、今度の腹案とやらは今まで無かったところに基地ができる
メリットは何?

埋立から桟橋への変更がもたらすメリットは何か
環境への影響ということであればほとんど同程度とみなせる
何よりも桟橋という言葉から想像されるものと実態はかなり異なる
滑走路を含む基地施設が海に蓋をする形になる
その下は日の当たらず、海水の流れの消える死の海となる
(羽田沖の新滑走路も同様だが、なにより多摩川の河口からの流れが直接流れ込むということは環境面ではメリットといえる)
埋立自体も当初案に比べて減るだけで0ではない
建設費用は4倍、莫大な維持費もかかれば耐用年数というものがある
地元にとって最大のデメリットは施工業者は高度な技術を持った中央の(小沢氏との関連のある?)ゼネコンしか出来ない
地元業者はにはメリットは生じないのだ

結局
・沖縄県民向けに「とりあえず県外にも移しました」
(でも実態としては逆に基地がひとつ増えましたよ)
・アメリカ向けに「基本的には従来案と同様ですよ」
(移転は遅れるのと日本の不要負担は増えるけどね)

教訓
・あんまり考えずにウケ狙いの発言はするもんじゃないね

2010年5月3日月曜日

匿名と実名

久々にネットの匿名と実名について書く
米国のネット社会の代表的存在であるFacebook(アメリカ版mixiってとこ)で実名から実質的匿名への移行がどんどん進んでいるって話を聞いた
Facebook以外でも匿名ブログ(実名or芸名、ペンネームでなくネット上だけの名前で書いている、という意味)も急速に増加、主流となりつつあるという話
しばらく前までよく聞いた「日本の匿名掲示板や匿名のブログは日本の後進性」といった匿名=無価値論、卑怯論の類はアメリカでも主流となりつつある事で日本の後進性や日本の歪んだネット社会ゆえ、と言うことではなくなりつつある
違う言い方をすればアメリカもネットのダークサイドに落ち込みつつある、とも言えようか

ここで話をなぜアメリカでは実名=身分を明らかにしたネット文化が強かったかを考えてみよう
アメリカのネット文化を牽引したのは実のところ身内のお遊びから巨大化して、という形での進化は実のところ意外と少ない
大学や企業の研究室からスピンアウトした人間がアイデアを投資家に持ち込み、サービスが立ち上がり、巨大化するに従って資本が流れ込み、といった具合が多い
そしてその巨大化の牽引となったのはリアル社会での権威やミーハーな追従者だった
Facebookの場合は初期にはそれぞれ知り合いが出逢うという特性上実名が必須だった
ただ巨大化するにつれて「○○もやってる」という話につられて参加したユーザーが多い
mixiでもある公認アカウント、みたいなものだ
Facebookを始めると彼らリアルには触れられない彼らの肉声(とされる)声に触れることが出来る
上手く行けば直接の会話?も出来る
めちゃくちゃ有名なロックスターや政治家から「君も頑張ってね」なんてね
Twitterも同様なのはご存知の通り
つまり現実世界の権威やつながりがそのままネットというツールを使っているだけ
ネットの世界は「世界」の一部だったのだ

ブログに至ってはさらにその傾向が強まる
よく「欧米のブログは専門家の意見、資料の宝庫、メディアとして成立してるが日本は無意味な日記」という言い方がなされた
そのとおり、欧米のブログは著名なジャーナリストや作家、アーティスト、政治家といったリアルな世界で権威を持つもの達の「お言葉」として広がっていった
今までのメディアで拾い切れなかった彼ら権威者の言葉を「雑誌やTVより早く詳細に」受け取れるツールとして広がったのだ
そして多くの一般人達は自分の考えの補強として彼らのブログを引用し、トラックバックし自己の権威付けを行った
特に非英米語圏たる日本において参照されるブログの多くは各業界の権威者達のブログであり、アメリカでも量的には多数を占める一般人のブログなんか目を通そうなんて思わないから余計そう思うわけだ

SMSやBlogの例を見ればわかるようにアメリカでネットを代表するメディアにおいては基本的にリアルな世界での権威がそのまま持ち込まれた
元々無名の人間がネットでアングラの匂い漂わせながらごにょごにょやってるうちに巨大化してしまった2ちゃんねるあたりとは全く異なるものなのだ
ここでは匿名は現実社会での権威を利用できない人間であり、現実世界での権威はそのままネットでの権威となる

こういった実名重視のメリットはひとえに先進的ネット社会を意味するのではなくリアルな現実社会の権威がそのままネット社会にまで持ち込まれていたということに過ぎない
日本の匿名性批判とはなんだったのか?
日本においてはネット社会に現実社会がその影響力が通用せず、コンテンツのみの評価が重視されていったため、現実社会での権威者が「気に食わなかった」という事だけではないのだろうか?

ま、mixiでも自らの属性によりかかった議論は多いのだけどね
おいらもここじゃ3流大学卒の失業者ってバレバレ
2chの方がいい加減に発言できていいのかなぁと
でも長すぎるんだよね、文章が

2010年4月27日火曜日

9万人ねぇ....

今日「週刊金曜日」の中の人とちょっとだけTwitterでお話
「週刊金曜日」といえばかつて筑紫や鳥越などバリ左翼系ジャーナリスト(笑)の巣窟
一時期はかなりメジャーだった(今は定期購読中心)言論系雑誌だ

9万人集会と言うけど本当に9万人集まったのかい?
労組や市民あっかんべー団体による全国からの動員で必死になって集めただけじゃないの?ってのが最初
テレビでもたいてい後方やステージからの映像が多いから人で一杯に見えるけど上空からの空撮だと結構がらがら
林立する黄色のノボリは労働組合
第一会場の面積から見てギュウギュウに入れても最大で1,2万人が精一杯
ズラッと並んだ観光バス
労組動員でせいぜい1万人弱が本当じゃないの?って
以前も11万人集まった!と言われる集会でカウントしてみると1万人強だったよね、って
警察発表の数字も言わなきゃ「9万人集会!」って報道するのもどうかなぁ

それに対して中の人の話だと
「読谷の会場は、宜野湾の会場と比べて那覇から遠い上にアクセスが悪く大渋滞。また「清明」と重なった人たちも多いので、単純な比較はできません。」
「警察は発表していません。いつもするとは限らないですね。警察にしたって一人ひとり数えているわけではないし。人数よりも、全市町村長(代理2人含む)と知事、各議会が参加して沖縄ぐるみの大会になったことです」

とまぁ、どうも前回の公称11万人集会(実数1万人強)よりかなり少なかったのが実態のようです
色々と「人数の問題じゃない」って言い張ってる割には報道じゃ人数強調してるでしょ?って俺の意見には

「それは、そう強調しているマスコミの問題ですので、私はコメントしません、と岡田外相みたいにつぶやいてみる退社直前」とのこと

いや、あんたもマスコミなんだがね....
しかも限りなくこの集会の中の人に近いし

ニホンザルでもあるじゃない、って気がするけど

チンパンジーが死んだ子供を生きているかのように扱うのが発見された!っていうんで報道
あれ?ニホンザルでは普通に見かける行動だよな、なんて思ってたんだけどね
Twitterでこういう指摘
ニホンザルはMonkeyであってApeじゃないじゃない?って
そか、英語圏(ていうか欧米)ではサルと類人猿は別の生き物なんだなって
類人猿のように高度に発達した脳をもつ生物で、ってのがキモなんだろうけどさ
よく日本語だと「人間はサルが進歩した」っていう言い方あるじゃない
(実際には同じ祖先を持つ、だけど)
あれって英語だと明確に区分された「人間は類人猿から進歩した」なんだよね
「猿から進化したわけじゃないぞ!」って怒られそう
自然科学の分野でも言語によって学問的な意味合いが左右されるんだなと納得

2010年4月24日土曜日

Twitterと流言飛語

Twitter原理主義者ってのは結構多い
で、彼らが敵視するのは2ch、次にmixiかな
テレビのTwitter特集もたいていこのTwitter原理主義者の主張がベース
上杉とかね(ま、俺もフォローしてるんだが)
ところがこれ、デマや嘘が飛び交う
なにより140文字だから細かな話は無し
検証も無しでただただ信じるのみ
2chで言われるような情報リテラシーに関しては甚だ脆弱なまま議論が行われる
それこそ「半年ROMってろ」はTwitterでの議論にこそ必要
特定の話題に関して継続的な議論を妨げるのもTwitter独自のTL(TimeLine)という考えかた
それぞれの発言者はそれぞれが選んだ(フォローした)人に関わる発言しか読めない
従って1対1では無く複数での議論を行うにもそれぞれの発言者が見ている流れ、意見はそれぞれで異なる
このため自分の意見をただ発言しあうだけで反証や検証されることも無い
Twitterはあくまで「つぶやき」が基本
ネットの全てを超越した万能のコミュニケーションツールだという意見はまったく考慮する価値はなし

ただ困ったことにTwitterはその特性上、有名人、権威ある人との直接コミュニケーションが可能(のように見える)
実際はリスト機能を作って管理したユーザのつぶやきしか読めないようになっているのだけどね
それが見えない個人にとっては彼ら有名人、権威者の意見をありがたく拝聴する形になる
2chや個人ブログで成立した「肩書より発言」という評価基準はいささか弱い
従来のマスコミの評価基準がそのまま持ち込まれるメディアだと言える
それゆえ、テレビでも(肯定的に)特集を組むことになるのだけどね
さすがに2chはいくら巨大化しても肯定的にマスコミに取り上げられたことはないけどね

2010年4月21日水曜日

Twitter

ここ半年ほど日記の更新が滞っている理由の一つがTwitter
政治経済ネタの多い私にとって硬い話題の日記になんの反応も来無いのも少々悲しい
自分から働きかける事も無いからマイミクの数もここ数年変わらず
Twitterなら適度に反応もあるしマイミクと違って相手の承諾得ずにフォローしたりされたりで書き込みを読む人=フォロワーも結構な数になる
なんて訳で最近はmixiサボリ気味
Twitterやってる方いればフォローさせて下さい
私のアカウントはkatchon
森田屋勝兵衛で登録しとります

2010年4月7日水曜日

お題いただきまして

道州制導入時の地銀の進むべき方向、といった感じのお題をメッセージでいただいた
やたら狭く絞り込んでるところから見ると大学のレポート課題か?
私は金融機関に関しては全くの素人
知らんぷりしようかと思ったが「レポートならわざと提出期限遅れで日記として書いてみよう」なんていやらしさ満開
あくまで私見ね

まず道州制導入が金融機関に与える影響は何かを考えてみる
現時点であちこちが出してる試案を見てみると基本は現状の都道府県の広域版
現状の権限を拡大して予算面での裏付けを付けるというところ
米国などのように外交、安全保障以外の広範囲の権限を持った州政府の連邦、といった方向は目指しているようには思えない
という事は金融機関に対して州ごとの免許制になる、なんて事は考えにくい
おそらく道州制導入も金融機関にとっては単純に都道府県の合併、拡大と考えればいいのではないか

次に現在の地銀の経営上の強みはなんだろう
なんといっても地方公共団体の指定金融機関として地域経済にしっかりと食い込んでいるところ
ほとんどの大手企業が東京や大阪に本拠をおき、地方経済では圧倒的に行政の比重が高いのはご存知だろう
従って行政と独占的に取引出来る指定金融機関であることはその地域に限定した場合、圧倒的に金融機関として優位といえる
この優位性を元に地域に密な拠点、営業網を築き半ば独占的な地位を占める
かつては県庁所在地ながら都市銀行の支店が存在しない地域もあったほどだ

実のところ金融機関のヒエラルキーはメインとするテリトリーの広さとそれによる取引高により成り立っている
東京や大阪といった経済力の大きな地域を中心に全国レベルで営業網を展開する都市銀行は地域地域の小口取引を「捨てる」事によって大企業との大口の取引をその営業基盤としている
逆に地域を限定した中規模企業との(相対的に)小口の取引はコスト的に見合わないものとして放棄しているのが現状
そしてその取りこぼした地方経済を対象に取引を行うのが県単位の地方銀行であり市町村単位での信用金庫、信用組合となる

ここまで書いてきて最下層である信用金庫、信用組合と都市銀行のごちゃごちゃを書きたくなったが我慢我慢

話を戻し、こういった状況下で最初に言った道州制の導入が行われるとどうなるだろう
地方銀行の強みである地方公共団体=都道府県との独占的関係は確実に崩れる
いくつかの都道府県が統合されるわけだから指定金融機関が複数になる
それらの間での競争の結果脱落する銀行もでるだろう
都道府県単位での経済圏が交通や地形をベースにした経済圏に移行することによる営業網と経済圏の相違もマイナスとなる

これらへの対応は2つ
1つは、というより最適解は合併による統合
つまり合併により従来の都道府県における地銀の役割を道州における地銀の役割へとそのまま移行していくこと
2つめは現在の信用金庫、信用組合の拡大版、統合版として従来のテリトリーで営業すること

1の合併統合の場合規模拡大とより権限、予算を拡大した州政府との取引は今以上の利益をもたらす
これに失敗して2の道をとった場合は今以上に苦しい道となる
地元密着の信金信組と比べ市町村への食い込みの無い地銀は各個撃破される可能性も大きい
もちろん統合拡大した場合もその商圏によっては都市銀行との競争は避けられないのだが.....

なんかえらく端折って話を進めちゃったけど...こんなんでいい?

2010年3月16日火曜日

マスコミ=世論と思うなよ

やれ新党だ政界再編だとマスコミは騒ぐ
まるで新党さえ作れば国民が支持するかのごとく
政治より政局
動きさえあればいい(ネタになる)マスコミの新党期待
周りにマスコミを侍らせ、マスコミの寵児になった(なりかけた)議員達は妙な期待を抱く
彼らはマスコミを通じて世論を見てしまう
マスコミの期待するものが世の中の期待するものだと思い込む
目を覚ませ、新党熱に浮かれる議員たちよ

てか、加藤、河野、二階といった連中こそ離党してくれんかな?
民主より左(てか中韓より)がいると自民党のポジション曖昧すぎるんだが

2010年3月13日土曜日

ばらまくなら徹底的に

子供手当の可否でもめていたが結局そのまま成立
まぁ、対象となる子供のいる家庭では表立っては口に出さないだろうけど日本が財政破綻しようが(経済破綻ではないのでご注意)、子供のいない人間が増税で苦しもうがどうなったって良い、早く出せやの話
これが6月に支給開始すれば参院選は民主圧勝
自民党は泡沫政党に転落する

ここで民主党支持者ではない俺が民主党に提案する政策がある
これさえやれば民主党は議会の8割を独占、憲法も変えて民主党の実質一党独裁を憲法に規定することも出来る
小沢主席と揶揄される小沢幹事長は偉大なる党中央、終身国家主席として君臨出来ると言う大技だ

今の子ども手当は満額支給になっても1人2万6千円の月額、年額312,000円
子供が3人いても936,000円にしかならない
これではパチンコに毎日通えばあっという間に消えてしまう
しかも毎月入れば有難味も失せてくる
次の衆議院選挙くらいにはあってとーぜん、減額でもしよう物なら民主党は消滅しかねない
逆に貰いそこねて逆に増税に喘ぐ人の支持はどんどん消えていく

ならばどーせバラマキ、票が目当てなら国民1人あたり50万円をどーんと配るのはどうだろうか?
麻生内閣のやった定額給付金のスーパーグレードアップだ
4人家族(しかも大人ばかりの家族でも)なら200万円
毎月数万円なら有難味も薄いがまとめてだったら大喜び
間髪入れずに衆院選でもやれば....ね、どうでしょう?民主党さん

冗談めかして書いてみているけど結構本気で検討して欲しい
というのは民主党の「票目当て」という目的に乗っかっての話にしているが、本当の目的はデフレギャップの解消にある

今景気が悪く所得が減っている、税収が減って財政破綻寸前、失業者が....
こんな暗い話ばかり
これの原因はひとえにデフレにある
デフレっていうのは簡単に言うと供給能力と需要の差で供給能力より需要の方がぐっと減ってしまっていると言うこと
これをどうにかするために供給を減らせばさらに雇用も悪化し経済状況は悲劇的な状況に陥る
すなわち需要を増やすしか無いのだ
需要を増やす一番の方法は「先立つもの」を潤沢に供給すること
その方法のひとつは市場にお金をどどっと放出
具体的には金利を下げて低金利でお金を貸し出す
ところがこれはバブル崩壊後延々と続けてきた事
これ以上金利を下げることができない水準にあるし、企業は逆に借金を減らし続けている
無理に市中に資金を供給しても海外へ流れてしまう
数年前までの「いざなぎ越え」景気でも好景気感が無かったのもこのせい
業績を上げた企業は借入金の返済に儲けを当てて、銀行は有り余る資金を海外のバブルへと流し込み続けた
輸出企業は好景気に湧いたものの国内工場を逆に閉鎖、海外生産へと投資を行った
結局国内需要は増えず、デフレギャップは広がり続けた

このデフレギャップを解消するにはどんな手段でも良い
消費を増やすことしか無いのだ
本来ならばこのような単純な所得移転では効果がないのはわかっている
それでも毎月定額で渡すよりもいっぺんにまとまった金額をばら撒く方が「何か買おうか」って気になるものではないかな?
エコポイントで普及が進んだとはいえ、まだまだアナログテレビも多い
新しいテレビでも買おうか、そう考える程度の金額
毎月数万円では埋没するがいっぺんにまとまった額の金額が手に入れば思いっきり贅沢もしてみたくなるではないか

ま、本当は将来に向けた投資、として政府の直接支出が一番いいことなのだけどね

2010年3月10日水曜日

正義が悪を「暴いた」だけでいいの?

日米安保の「密約」としてテレビニュースで流し続けてる
内容を見ると密約という言葉を「秘密の約束」と考えると約束じゃなく「黙認」じゃね?といった感じなんだが....
ま、これは「密約」があった、と言い続けてきた現政権に取っては「密約」と死無きゃいけないんだろうなと
このあたり言葉の定義は別にして、「密約があった」と暴いて正義面するだけでいいのか?という疑問が
「非核三原則の堅持」を憲法を上回る金科玉条とするからには、持ち込み疑惑に関して黙認してきたことを非難するからには、正義の味方は徹底的な「核三原則」の履行するしかないよね
国内米軍施設の完全なる情報開示と査察を行うんでしょうね?
もちろん米軍も軍隊、そんな事を認めるわけはない
やるからには圧倒的な兵力で基地を制圧、武装解除してと言うことになる
寄港する船舶はすべて臨検するしか無い
飛来した飛行機も一旦日本側の管理する空港へ強制着陸して搭載武器、弾薬の検査を行う必要があるね
軍事衝突無しにこれを行う事は無理
最終的に「非核三原則」の徹底にはすべての米軍基地の撤退、撤去と米軍艦船、航空機の国内への立ち寄りを禁止するしか無い
それをやらないなら「非核三原則」堅持にならない
過去の「暗黒の自民党時代」の延長でしかない
さ、さっさと安保条約破棄、一切の安全保障の枠組みを放棄しなさいって
もちろん米軍に出ていってもらうからには国連軍にも出ていってもらうしか無いよね(朝鮮戦争は現在休戦中であり、朝鮮戦争のオペレーションは継続中)
国連にも協力できないのだから、少なくとも国連では安全保障委員会にも参加すべきじゃない

このあたり、本当に実施したいって連中多いんだろうな
あ、代わりに人民解放軍ならOKっての無しね
え?あ、そう中国の核は綺麗な核だからいいの?そうなんだ....

2010年3月9日火曜日

論理的におかしい結論だと結論

借金しすぎで日本は破綻する!論への反論としてよく言われる事
では破綻寸前の日本国債の金利が世界で最も低水準のままなのはなぜ?
これに対してこのニュース?ではこう答える
金融機関は有り余る資金を企業の資金需要が無いため「しかたなく」国債で運用せざるを得ないから、と
ここまでは正しい
で、そのあとだ
この限界を個人の金融資産1400兆円と勝手に決めつけている
おいおい、企業は金融資産を持っていないのかい?
借金だけで預金や有価証券をもっていないのか?
最近こういった議論が多い
「国債残高の増大で日本経済は破綻する」論が「日本の国債はほとんど円建てで国内消費、海外への支払いができない=外貨準備が尽きて破綻、とはならない」との反論に答えることができなくなった
その次の「日本は経済破綻する」論の根拠として上がるようになったのが「個人金融資産1400兆円が国債発行残高の限界、それ以上は国内消費出来なくなる」論
これはもっと簡単に反論出来る
「えっと、金融資産を持ってるのは個人だけじゃないんですけど....」
この一言で終わり
じゃ、永遠に国債を増やし続けるべきか、というとそういうわけではない
国債が消費出来なくなる=企業の資金需要が増加して資金を奪い合う状況になるという状況になれば調達金利を上げざるを得なくなる、国債発行の限界だ
すなわち国債発行残高の限界とは企業の資金需要と密接に関連があるといえる
企業の資金需要が無い史上最大のデフレ状況の今、国債発行残高を心配する必要は無い、と言うこと

で、最後に、このニュース?の最後の部分エコノミストの記事を引いて「どの税金を上げようが、経済成長なしに日本は財政の悩みを解決することはできない」 は正しい
というかこの記事自体がエコノミストの記事をそのまま引用し、途中で無理やり国債発行残高の限界=個人金融資産論で破綻近しを叫ぶというめちゃくちゃなものなのだ
実際のエコノミストの記事では「日本経済破綻論」を説いてはいない
国債発行残高に怯え、財政出動を控え、増税を進める日本政府に対し、逆に財政出動を拡大し、財政均衡政策から経済成長促進政策への変更が逆に国債発行残高の実質的な減少=対GDP比の減少への近道だと説くのだ
まったく逆の話

で、本当に最後に最後
国の「借金」を個人の短期のレベルで考えてはいけない
「円」を刷れる政府の円建て債券と個人の借金は同じではない
未だかつて国債を「返済して」大幅に減らした国は存在しない
国債は返済するものではない
経済成長により「希薄化」するものだ